新型コロナウイルスによって受験開催が中止になったものの、ようやく8月から再開しているTOEIC。
今回、私は延期された3月分のバウチャーコードを利用して、10月4日、大阪の開明中学・高校にて受験してきました。
この回は応募倍率が4.3倍ほどになっていたのですが、10月18日からは午前・午後の2回開催となっていますから、なかなか受験できない状態は緩和されてきています。
ただ、コロナ対策下でのTOEIC開催はしばらく続くと思いますので、実際に私が体験した感想などを参考に、今後の受験対策を準備していただければうれしいです。
試験前の対策状況
今回の会場は上履き持参の会場でした。開催地が絞られていたので、今回は大阪会場となった私立高校、開明中学・高校での受験でした。
30代。40代以上の大阪不眠にとっては旧・大阪貿易といった方がわかりやすいかもしれませんね。
会場入り口には会場番号の掲示と消毒剤がおかれていただけです。特に検温などはなし。
手を消毒してから、おのおの上履きに履き替えてから教室に移動という感じでした。
誘導スタッフは結構いましたが、各教室の試験官は各教室に1人ずつ。
通常時は2人ずつでしたから、ここは人員を減らして3密を避けようということでしょう。
受付は通常通り、受験票と身分証明書、他に何かあるのかと思っていたら、試験官に
「体調とか問題ありませんか?」
と聞かれたので
はい、問題ないです
と答えて教室内へ。
こんな確認でいいのかしら(苦笑)
今回の教室は高校の教室でしたので、全35席、一人用机の会場でした。
一部屋の受験者数は17人。
やはり通常キャパの2分の1に絞っているという感じでしたね。
受験者もスタッフも全員マスクを着用している以外は通常時と変わらず。
ただ、あまり外を出回ることができなかったので、12時30分くらいから試験が終わる3時までの2~3時間は同じ会場にずっといることになります。
今回のように部屋が小さいところだと少し緊張するところですね。
受験者同士は同じ方向を向いたうえで離れていますから、まあこれ以上対策を取りようがないでしょう。
覚悟を決めて試験を受けるしかないですわ(悲)
試験中の様子
今回の試験は、試験内容への対策と同じくらい、試験中の換気をどうするのか気になるところでした。
結論から言うと、リスニング中は締め切っていました。
そして、約45分のリスニング終了後に、廊下側の窓を試験官が全開にしていくという流れでした。
リスニングはさすがに締め切っておかないと、他の部屋の音と被るなどのトラブルがあるので仕方ないところです。まぁ、精一杯の対策でしょうね。
試験としてのマスク対策
今回は試験中もマスク着用を義務付けられているので、基本的に2時間、ずっとマスク着用のまま受験することになります。
スピーキングはありませんからそれほど影響はないとはいえ、マスクをずっと付けたまま集中力を保つ必要がありますから、そのシミュレーション―ションは一度はやっておいた方がいいです。
一度実際に受験してみるか、模試などのシミュレーションなどで2時間マスクを着けたまま問題を解いてみる、といったことを事前に試しておいた方がいいでしょう。
これから2・3年はこうした状況が続くので、自分に合ったマスク選びも大事。普段からマスクをつけて勉強する習慣をつけることも重要になります。
10月25日より朝・夕の2回制
しばらく、コロナウイルス対策下での受験は続くと思います。
試験内容や運営自体に大きな変更はありませんが、
- 会場のキャパに対して半数以下の人数とはいえ、2時間以上同室にいること、
- リスニングテスト中は部屋を閉め切っていること、
- 検温がないなど、受験者の感染対策には限界があること
- 長時間のマスク着用に慣れておく必要があること
といった点に、気をつけておきましょう。
今回のような4倍以上の抽選倍率は緩和されていくでしょうが、希望通り受験ができるかはまだまだ不透明です。
就職その他で受験が必須の方は、スケジューリングを含めて万全の対策が必要です。
あと、これはコロナ対策と無関係ですが、リスニングは明らかに年々難化しています。
特に昨年頃から新たに加わった声の高い女性ナレーターには、まだまだ私も慣れていません。
この新ナレーターは空気音が多いうえに、話すスピードも速めなので、正直なかなかやっかいです。
新ナレーターに対する対策教材はまだあまり出ていない状況なので、これから受験する方は心の準備だけはしておいた方がいいです。
最初に予想がついていれば、頭と耳がすぐに慣れてくるので。
新ナレーター対策に対応した教材があれば、今後紹介していきたいと思います。
では、皆さん頑張っていきましょう