関係代名詞の省略について「主格」で省略できる例外パターン4つ

関係代名詞 省略 英文法

関係代名詞は文中や会話の中で省略されることも多いのですが、基本的に「目的格」の関係代名詞が省略されますね(特に会話などの口語調だとその傾向は強い)。

ところが、実は例外的に「主格」の関係代名詞でも省略されることがあるのです。

ここが頭が混乱しがちになるポイント。

ただ「主格の関係代名詞が省略されるパターン」は、たった4つのケースに限定することができるので、まとめて覚えておけば大丈夫です。

今回はなぜこの4パターンだけ省略できるのかという理由も合わせて説明するので、ここも合わせて覚えていくと英文法の理解が進みますよ。

関係代名詞の省略の基本ルール

関係代名詞の省略を説明するうえで、基本ルールとして2点だけ抑えてほしいポイントがあります。

関係代名詞の省略 基本ルール

  1. 関係代名詞は原則として「目的格」だけ省略できる
  2. 省略可能な関係代名詞は制限用法限定(カンマ付きのものは省略できない

そもそも関係代名詞はその名の通り、「代名詞」の一種です。

代名詞は、

I,He,She,のような「主格」
me,him,herのような「目的格」
my,hisのような「所有格」

などがありましたよね?

関係代名詞は基本的もこの3つの「主格」「目的格」「所有格」があります。

「主格」の関係代名詞… who, which, that
「目的格」の関係代名詞… whom(who), which, that
「所有格」の関係代名詞… whose

このうち、省略できるのは基本的に「目的格」だけ。

    • 「主格」はダメ

〇The man who plays in this team came from Japan.
×The man plays in this team came from Japan.

このチームでプレイしているその男性は、日本からやって来ました。

    • 「所有格」はダメ

〇Imet a woman whose brother knows you.
× Imet a woman brother knows you.

私はお兄さんがあなたを知っているという女性に会いましたよ。

    • 「目的格」はOK

〇The player whom(who)the agent wants to meet is now on vacation.
〇The player the agent wants to meet is now on vacation.

その代理人が会いたがっているという選手は、今休暇中です。

まずは

「目的格」だけ省略OK

このルールを押えましょう。これが1つめ。

2つ目のルールは、「制限用法だけ省略できる」です。

関係代名詞の用法として「制限用法」と「非制限用法」があるのですが、用語の難しさで理解しにくいだけで、この2つの見分け方は簡単。

制限用法⇒カンマがないもの
非制限用法⇒カンマがついているモノ

非制限用法は訳し方が少し難しく、文法問題や長文読解の時には少しやっかいなのですが、英会話なんかでは結構あいまいな扱いです。
(そもそも会話のなかでカンマ(,)をどうやって表現するのかという話ですw)

とりあえず、文法問題や読解問題を処理するうえでは、

かぼじん
かぼじん

「カンマ付きの関係代名詞は省略できないんだな」

ということを「ルール」として押さえておけばOKです。

この2つを「基本ルール」として押さえたうえで、例外的


「主格」の関係代名詞のなかでも省略できることがある

ということを理解しておきましょう。

例外なのでパターンが限られていて、ざっと4パターンほどありますが、理屈がわかれば覚えておくことは2つだけで済みます。

では、主格の関係代名詞が省略できるパターン4つをあげていきましょう。

主格の関係代名詞で省略できるパターン

パターン1 関係代名詞がbe動詞の補語になっているケース

(例文)
He is not the great player he used to be .
彼はかつてのような素晴らしい選手ではありません。

本来は

He is not the great player that he used to be .

のはずですが、主格の関係代名詞のなかでも、S+V+CのCの部分として発動する関係代名詞、つまり補語の役割をしている関係代名詞は省略が可能です。

今回は先行詞がthe great player なので、省略されている関係代名詞はthatですね。

関係代名詞thatについては、横断的に使い方をまとめる予定です。

パターン2 It is (was)に続く場合

(例文)
It isn’t every player gets a chance.
全ての選手にチャンスがあるわけではない。

これも本来は

It isn’t every player who gets a chance.

なのですが、関係代名詞節がit is(was)に続く場合は省略できることがあります。
これは2パターン目。

パターン3 there is …/ Here is … に続く場合

(例文)
There is no one enjoys this game more than he does.
彼以上にこの試合を楽しんでいる者はいない

本来は

There is no one who enjoys this game more than he does.

となるはずですが、there is に続く関係代名詞whoは省略できてしまいます。

先ほどのIt isと似ていますよね。

パターン4 関係代名詞の直後にI thinkなどが挿入されている場合

(例文)
He is the best player I think will play in the Premier League in the future.
彼は私が将来プレミアリーグでプレーすると思う最高の選手です。

この文も本来は

He is the best player (I think) who will play in the Premier League in the future.

という文章なんですが、挿入句のI think の直後のwhoは省略可能です。

正直あんまりみないパターンですし、英会話だと

He is the best player. I think he will play in the Premier League in the future.

と分けていった方がわかりやすいし、文意自体は伝わるので、わざわざこんなややこしい言い回しをすることはないと思います。

関係代名詞は基本的に文語的な表現なので、もともと小説とか新聞記事、学術論文などで使われることが多く、英会話ではそれほど多用しません

むしろ私の場合、英会話などでは関係代名詞は使わないように意識しています。

特に日本人は関係代名詞をやたら使いたがるので、英会話のレッスンでは結構注意されることが多いんです(何度か私も経験があります)

それはさておき、長文読解や英文法問題、英作文問題では関係代名詞にはお世話になるので、最低限のポイントを押さえて柔軟に対応できるようにしておきましょう。

「主格」関係代名詞の省略は2つだけ覚えておけば大丈夫

関係代名詞の主格で省略できる例外的なパターンを4つ挙げましたが、主に2つのポイントに集約できるので、さらに簡単に2つのポイントだけ押さえましょう。

・関係代名詞が補語の役割をしている場合
・there is/ here is/ it isに続く主格の関係代名詞

これだけ覚えておけばOK。

先ほどのパターン4も含めて他にもレアケースはありますが、受験英語、検定試験、TOEICでもほとんど見たことがないので、この2つで十分でしょう。

関係代名詞「主格」の省略 理解ポイントのまとめ

関係代名詞 主格 省略
関係代名詞の省略について、あらためて覚えておくことをまとめておきます。ここだけ押さえておけば、ほぼこの項目についてはマスターしたも同然です。

原則1・基本的に「目的格」の関係代名詞は省略可能
原則2・「主格」の関係代名詞は次の場合だけ省略されることがある
➀関係代名詞が補語の役割をしている場合
②there is/ here is/ it isに続く場合

以上、「主格」関係代名詞の省略についてのポイントでした。

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Z会のテキストは基本的に難しいのですが、これは時非常にわかりやすくてよく出来ています。

英文法の本は情報詰め込み過ぎの本はやる気がなくなるので、見やすい本を選ぶ方が役に立ちますね♪

【参考資料】「徹底例解 ロイヤル英文法」 旺文社
      「現代英文法辞典」 三省堂
      「英文法・語法のトレーニング戦略編」Z会
      「マーフィーのケンブリッジ英文法 中級編」 CAMBRIDGE出版 

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