ところで、TOEICってどれくらいのスコアをとればいいのでしょうか?
「全世界で受験されています」でもおなじみのTOEICですが、
特に受験が盛んなのは日本と韓国です。
日本ではなぜか就職や転勤でもTOEICスコアが幅を利かせているので
今や完全に英語の資格、検定試験といえばTOEICになってしまいましたね。
TOEICって本来はまぁまぁ特殊な試験のはずなんですが。
今回はそんなみんな大好きTOEICのスコアについて
「TOEICを初めて受けるぜ!」
「久しぶりに受験してみるか!」
「TOEICの好スコアとって就転職でアピールや!!」
という、すべてのTOEIC受験生の同志へ向けて
なぜかTOEICを2ヵ月に1回ペースで受験してしまっている当ブログ管理人カモノハシが、
スコアの目安について簡単に説明していきたいと思います。
私は初めて受験した時は大学2回生のアホ全開の時期に受けたスコア500台でしたが、
現在はなんだかんだ、社会人ながらもスコア800台まで上げているところです。
そのあたりの簡単な経緯はこちらに書いてあります。

各スコア帯での手応えや英語力の実感なども合わせて説明していくので
参考にしてみてください。
ぶっちゃけ、履歴書に書いていいTOEICスコアは?
はい、スコア700台からです。
TOEICのスコアは簡単に言えば0から満点の990まで
5刻みのスコアで評価されますが、
一般的に英語上級者とされるのはスコア700台からです。
参考までに、日本人の全受験者の平均スコアをみておきましょう。
公式の発表データである
「2018 Report on Test Takers Worldwide: The TOEIC® Listening and Reading Test」
です。

〈引用元〉IIBC公開データ2018年 各国平均点
このデータによれば、2018年度、新形式移行年のデータで
日本人の平均スコアは520点。
全世界(といっても受験生の8割は日本人と韓国人)の平均はだいたい580点前後ですから
おもいっきり日本人が全体の足を引っ張っているという・・(泣)
ちなみにこれは世界44位。確か2016年は41位だったので、順位が下がっとるよ!いやぁ、ヒドい(悲)。
ちなみに韓国もTOEICが盛んな国ですが、世界18位で平均スコアは673点です。
ウ~ン。ボロ負け(悲)
【注:ただし、韓国は日本よりも就職事情が厳しいこともあり、国を挙げて主に学生の英語を底上げする方針を取っている、という事情はあるのです。一時期、スコア800取れないと大学を卒業させない!というところもあったらしい(オソロシイぜ…)】
2016年の1位はカナダ(833点)、2位ドイツと、このあたりは英語と言語学的に近いというか
カナダなんかはほぼ母国語やないか、ということで理解できますが、
日本語と言語学的に近い韓国がこれだけの成績であることは日本人としては反省点ですよね。
ところで、ここでTOEICといっているのは、正式には
TOEIC Listening&Reading TEST
というもので、TOEICはこのほかにも
TOEIC Speaking&writing TEST
という、パソコン端末を使ったスピーキング、ライティング特化の試験と
入門者向けの
TOEIC Bridge TEST
があります。
まぁ、こちらの2つはあんまり受験する人はいないので
TOEICといえば Listening&Reading TESTのこと、という認識で世間的にもOK。
それで、ぶっちゃけここまでTOEICが英語資格で覇権をとっている要因は何かというと
受験しやすい
ということにつきます。
年に10回もあって、ほぼ全都道府県で開催。
そして、試験時間は2時間。
問題もリスニングとリーディング問題のみなので
勉強の準備がしやすい、というわけ。
値段は基本的に受験料は5600円なので、
【注!2019年からTOEIC、受験料値上げします!! 詳しくはこちらの記事を参考に】

まぁ、もう少し安くしてほしい気持ちはあるけれども
手軽に申し込めるのも大きいですね。
人気資格だけあって、本屋さんに行けば、TOEIC対策の専門書がこんな感じでズラリと並んでいます。
どーん!!!!
正直、玉石混交なのですが(ただし、この写真で手前に見えている本はどれも必携の書)、
対策のための教材が豊富ということは、初心者にとっても勉強に取り組みやすいということでもあるんですよ。(TOEICの専門対策書については、当ブログでおいおい細かくレビューしていく予定です。)
あと、TOEICはもともとビジネス英語を基本に作成されている試験なので、
企業側の採用基準として活用しやすい、というのも、資格としての人気の理由だったりします。
その企業が一般的に要求してくる場合のTOEICスコアでも、700が1つの基準ですね。
英語を専門的に扱う職業での募集だと、スコア800以上、英検準1級以上という条件での人材募集が圧倒的に多いです。
では、次に各スコア別に、その英語の実力や受験後の手応えの違いなどを
説明していきましょう。
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スコア600未満の実力とは
特に英語が得意でもない、そんなに英語に思い入れもない、
でも一応中高6年間英語の勉強はしたよ
という、ごくフツーのマジメな日本人が準備なしでTOEICを受験すると、
たいていスコアは400台から500台という感じになります。
残念ながらスコア600未満は「日本人としても普通」の英語力、という評価なので
特に対外的には何のアピールにもなりません。
履歴書にも「スコア560」とか書いても、ぶっちゃけあまり意味ないと思います。
ただ、本格的にTOEIC対策をしていない状態でスコア500台くらいは取れるということは、
ちゃんと学生時代、一応英語を勉強して基礎力はある、ということ。
逆に言うと、スコア500に乗らない、という状態なら
中学英語、高校英語のレベルでまだまだ不十分だということがわかります。
その場合はまず中学英語のテキストをしっかりやり直すことが先決。
スコア500台に乗っているようなら、
ここからしっかりTOEICを「試験」として真剣に対策していけば、比較的短期間でスコア700台くらいは可能だと思います。
私はもともと英語が好きな方だった、ということもありますが
スコア500台から700台はそんなに時間はかからなかったと思います。
トータルで200時間くらいだったんじゃないかな。
もちろん、ここは個人差はあると思いますよ。
ちなみにこのスコア帯だと、
問題自体に難しさを感じたり、わからない単語で読解がつまる、ということが普通。
リスニング問題もほとんど手応えがないと思います。
自信を持って聞き取れた、という問題は2~3割といったところではないかなと。
PART7もおそらく時間が足りずに全部回答できずに終わるでしょう。
だいたい3問くらいは解けずに時間切れになるのではないかと推測します。
TOEIC受験生としては、まずはこのスコア帯を脱出して、
早めにスコア600台に乗せたいところですね。
スコア600からが本格的な勝負になってくるという感じです。
対外的にようやくアピールできるスコア700台
スコア700台から、ちょくちょく就職や転職でアピールできるようになってきます。
外資系企業の海外駐在員とかだと、スコア700以上が義務付けられていることも多いですね。
ちなみに外資系は定期的にTOEICのスコアを提出しなければならないところも多くて、そのスコアというのもだいたいスコア700台。
私の友人にも外資系に行った人はたくさんいるのですが、800台以上要求される、というのはさすがにあまりないとのことです。
ただ、正直ビジネスで英語を使うなら700台なんて全然物足らないですよ。
本格的な英語使い、英語のプロになるというレベルでは全然ありません。
スコア700台でも、英会話のトレーニングが不足していると
外国人と英語で仕事レベルのコミュニケーションとるなんて無理です。
ということで、スコア700台というと、あくまでも一般的なレベルで
「英語が得意な人たち」
と評価されるレベルだと思います。
もちろん日本人のTOEICスコア平均と比べると、上級者の部類であることは確実。
実際に英語に対する抵抗感はなくなってきますし、
スコア700台の人はTOEICについてもトータル数百時間レベルで勉強している人が多いです。
高校卒業レベルの基本的な文法力や読解力、リスニング能力は備わっているので
ここから本格的に訓練を続けていけば、我々念願の
「留学なしの日本育ちで英語の達人」
への道が拓けてくるはず(?)です。
とりあえずスコア600台、そして700台に乗せて就活でアピールだ
ということで、今回のまとめとしてはこんな感じ。
・スコア600未満であれば、中学、高校英語の復習も必要
・スコア600を取るあたりから、TOEICの対策がみえてくる
・スコア700台からは落とした問題がどれか明確になってくる
とりあえず、就活や転職で英語力をアピールしたいのなら、
スコア700台を何とか出しておきたいところです。
では、次回はスコア800以上はどんな感じか、説明したいと思います。
まぁ、私はまだスコア800台でもがいているのですが…
「どうやってTOEICのスコアをあげたらいいのかわからない」
「自分一人では勉強が続かない」そんな場合は、無理せずスクールを活用する方が
結果が出るのは早いです。なかでもおすすめはコレ
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「スタディサプリENGLISH」
そのなかでもTOEIC対策としては最強のコース
『TOEIC対策コース パーソナルコーチプラン』
です。
このプランがもっとおすすめな理由は
「パーソナルコーチ」
が専属でつくということ。
時間のない社会人が英語を勉強するのは
物理的にも時間的にも大変。続けるのが英語よりもはるかに難しい(笑)
そこで必要になるのは「学習環境」です。
とくに、自分のことをマンツーマンでみてくれる
コーチの存在は、メチャクチャ大きいです。コーチのつく一般的な英語スクールと比べても、
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